Newman

実録 私設銀座警察のNewmanのレビュー・感想・評価

実録 私設銀座警察(1973年製作の映画)
3.6
カルト作品という言葉を知りました。広く大衆受けすることはないが、特定の人々が熱狂的に支持するマニアックな映画。それに相応しい映画です。戦後すぐの時代を太く短くやくざの稼業で生き抜いた人たちの話です。戦争に負け復員してきて、一度は死を覚悟していた人たちだったのだろう、喧嘩が起きれば日本刀かハジキ、組織の縄張りを賭けた血だらけの抗争に明け暮れる毎日。明日は警察に捕まると分かった最後の日の夜、芸者を上げて酒と女の最後の日々を札束を撒きながら楽しむ様子が、彼らの送ってきた日々を象徴していました。
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