イワシ

実録 私設銀座警察のイワシのレビュー・感想・評価

実録 私設銀座警察(1973年製作の映画)
3.7
安藤昇はあまりの貫禄のため途中で死ななければ物語が展開しないと思っていたらやっぱり死ぬのだが、そのとき顔の前にかざした手の指が撃たれて吹っ飛ぶのが最高。時代を読む冷静な頭脳はシャブで溶けた狂人脳の渡瀬恒彦によって吹っ飛ばされる。酒、女、唄、踊り、乱交の自棄糞宴会シーンに溶け込めずひとりシャブ打とうとするも大喀血で息絶える渡瀬恒彦。「一人の人殺しがのたれ死んだ。」という字幕の冷たさ。
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