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ロード・オブ・カオスのマのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)
4.4
地獄への道は割と元から開けてる というか、無邪気な行いから いとも簡単に地獄へと突き進んでしまう。だから、"クリスチャン"は完全にマヌケとして描写され Burzumの神格化を徹底的に否定する。"アマデウス"を思い出すストーリーではあるけれど、映画内では主人公にとってデッドこそがホンモノのアマデウスで、ヴァルグはアマデウスのように振る舞ってるだけのしょうもないガキ。
ただネオナチへの道も、放火や殺人への道も、別にそんなに遠くないというか ソレを出来る人間が特別であることなんて一切無い。故に 現実と違うストーリーになろうとも全力で否定する。

やっぱり、今現在 カニエ・ウェストのナチスとBurzumへの傾倒、更に合わせてキリスト原理主義まで混じってる無茶苦茶な思想に対して何も考えず 彼の精神状態にさえ真剣に取り合わず ソレに着いていくファンや周りのアーティスト、取り巻き連中への危険性を再確認してしまう。Anthony FantanoがVulturesを「評価不可能」とした時に荒れたけど、何も間違ってない。カニエに対する緊張感の無さは映画内で描かれるヴァルグの暴走に対する空気感とあんま違わないんじゃないの?



ショットガンで頭を吹き飛ばすのは良いのに刺殺にはモザイクかけんの? マジで映倫はクソポーザー。「チャッピー」の時にゴアシーンを勝手にカットして、ニール・ブロムカンプにガチギレされた時から何も変わってねーじゃん。
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