ナツミオ

ナバロンの嵐のナツミオのレビュー・感想・評価

ナバロンの嵐(1978年製作の映画)
3.6
BS12トゥエルビ録画鑑賞

色々な有名作でブレイク後の俳優がゾロゾロと出演していて面白い。

名作『ナバロンの要塞』(1961)の続編。
ユーゴのパルチザン部隊救出のため潜入する連合軍特殊部隊”Forth 10“の活躍を描く戦争アクション。

過去数回鑑賞も未レビュー、再鑑賞、再投稿。
以前にイイネ!頂いた皆さんありがとうございます。
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原題 『Force 10 from Navarone』

1978年英作品118分
監督 ガイ・ハミルトン
製作 オリヴァー・A・アンガー
原案・製作総指揮 カール・フォアマン 脚色 ロビン・チャップマン
原作 アリステア・マクリーン
『ナヴァロンの嵐』(1978・ハヤカワ文庫)
音楽 ロン・グッドウィン
撮影 クリス・チャリス
キャスト ロバート・ショウ ハリソン・フォード エドワード・フォックス フランコ・ネロ バーバラ・バック カール・ウェザース リチャード・キール 

(あらすじ Wikipediaより)
第二次世界大戦中の1943年、ナバロンの作戦をやり遂げたマロリー(ショウ)とミラー(フォックス)はイギリス国内に戻っていたが、ジェンセン(フィリップ・レイサム)はまた彼らを呼び出す。
ナバロン作戦のときに重大な情報を敵に流したドイツのスパイ、ニコライ(ネロ)がいまや将校としてユーゴスラビア(現、ボスニア・ヘルツェゴビナ)のパルチザンに入り込んでいるので、それを2人で始末して来いというのだ。
彼らはネレトヴァ川の橋を破壊する任務を帯びたアメリカ陸軍のバーンズビー中佐
(フォード)率いる特殊部隊「フォース10」に同行して目的地に向かうことになる。
部隊を脱走した黒人の衛生兵ウィーバー軍曹(ウェザース)を途中で加えたメンバーはランカスター爆撃機で現地に飛ぶが敵戦闘機に襲われ、ユーゴの地に降り立ったのはわずか5名だった。
窮地に陥った彼らはパルチザン隊長の娘マリツア(バック)の助けでなんとかパルチザン部隊と合流し、橋の上流のダムを爆破しようとするが、その部隊こそ、今はレスコバー大尉と名乗るニコライが潜入する部隊であった。はたして作戦の行方は……⁈

(BS12トゥエルビ 解説より)
『ナバロンの要塞』(1961)から17年後に製作された続編。監督は『007 ゴールドフィンガー』(1964)などのガイ・ハミルトン。
第2次世界大戦中、かつてナバロンの要塞を爆破したイギリス軍将校マロリーとミラーが、ドイツ軍の重要な進撃路ネレトヴァ橋の爆破とユーゴスラビアの二重スパイ・レスコヴァーの暗殺を命じられる様子が描かれる。
続編であり前作の後日譚ではあるものの、キャストもスタッフも一新。
主演は今作公開の年に亡くなったロバート・ショウ。ブレイクしたてのハリソン・フォードや、ターゲットとなる二重スパイ役をフランコ・ネロが演じていたりと、豪華キャスト陣が共演。
前作よりもド派手さはないものの、ユーモアや皮肉の利いたやり取りが見られるのが面白い。

マクリーンの原作からは、ストーリーはかなり変更されている。
前作でのマロリー大尉の盟友、アンドレア(演・アンソニー・クイン)は登場しない。主たる任務をアメリカ軍特殊部隊が負っていることなど、マロリーとミラーの作戦目的も含めて原作に対して大幅な改変が加えられている。またキャストも一新され、内容的にもコメディ色が強い。
(Wikipediaより)

前作のラストから始まり、ここは前作の映像を引用。作戦成功後、味方駆逐艦に助けられたマロリー、ミラーが本作のキャストが演じてうまく繋げている。
前作観た後なのでニヤリ。

前作マロリー役グレゴリー・ペックからロバート・ショーへ。本作完成後、心臓発作で急死し本作が遺作。

フォース10指揮官バーンズビー中佐を演じるハリソン・フォードは、『スターウォーズ/新たなる希望』(Ep4,1977)で大ブレイク後の出演。まだスターのオーラは少なめだが、ショウのライバル役として頑張っている。

ミラー曹長役エドワード・フォックスのとぼけたキャラが好き。
前作のデヴィッド・ニーブンは少しシニカルだったが、イメージはフォックスの方がイイ。
全編通して、困難な任務が描かれるが、
ところどころミラー曹長のとぼけたキャラがイイ息抜き。

途中途中でマクリーンお約束⁇
のハラハラ、どんでん返しシーン。
マロリーのハッタリ、アドリブで合わせる他のメンバー。呆れるミラーの表情も面白い。

終盤のダム爆破シーンも実物と特撮をうまく交えている。
ダム施設内を走り回るマロリー、バーンズビー。急階段の登り降りはかなりキツそう⁈

奇しくも、“007”シリーズの関係者が集結!
・監督 ガイ・ハミルトン
『007/ゴールドフィンガー』(1964)
『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971)
『007/死ぬのは奴らだ』(1973)
『007/黄金銃を持つ男』(1974)
アクション作品はお手のもの。

・ロバート・ショー(グラント)
『007/ロシアより愛を込めて』(1963)

・バーバラ・バック(アニヤ)
・リチャード・キール(ジョーズ)
『007/私を愛したスパイ』(1977)
こちらの2人も007でブレイク後。

他の脇役も
マカロニ・ウェスタンで有名なフランコ・ネロ、『ロッキー』(1976)のアポロ役カール・ウェザース。
バーンズビー中佐(フォード)の副官レイノルズ中尉役、アンガス・マッキネス。
どこかで観たことある⁈
と調べたらSW Ep4に出ていた〜
反乱軍パイロット役⁇
ゴールドリーダー。

音楽は、戦争映画で名曲が多い、ロン・グッドウィン。
『荒鷲の要塞 Where Eagles Dare 』
(1968) こちらも原作・脚本はマクリーン
『空軍大戦略 Battle of Britain』 (1969)
両方、私の超お気に入り。

久しぶりの鑑賞だったが、今見ても楽しめました〜♪♪


【忘備録】ネタバレなし
(キャスト)
・マロリー少佐 Mallory
- ロバート・ショウ

・バーンズビー中佐
- ハリソン・フォード

・ミラー曹長 Miller
- エドワード・フォックス

・レスコバー大尉(ニコライ)Lescovar
- フランコ・ネロ

・マリツァ Maritza
- バーバラ・バック

・ウィーヴァー軍曹 Weaver
- カール・ウェザース

・ドラザック Drazac
- リチャード・キール

・ペトロヴィッチ少佐 Petrovich
- アラン・バデル

・シュローダー少佐
- マイケル・バーン

・ジェンセン
- フィリップ・レイサム

・レイノルズ中尉
- アンガス・マッキネス

・Rogers
- クリストファー・マルコム

・Salvone
- ニック・エルスワース

・Oberstin
- ジョナサン・ブレイク

・Bauer
- マイケル・シアード
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