麻薬犯罪組織のアジトの監視場所として確保したはずのキチン屋がうっかり大繁盛しちゃった麻薬捜査班の活躍。噂には聞いていたがいやぁーバカバカしくて面白い。どこで勘違いしたか 実話ものだと思いこんでた素直に笑える麻薬捜査刑事もの異色コメディ。捜査がシリアスになる瞬間はほとんどない。もう一寸アクション満載になっていくのかと思ったら馬鹿満載。予算はないけどセンスはある。明らかに笑いを取りに行ってるんだけどあざとくない。刑事の悲哀も感じられ、もたれない感じでクセになる。終い方も愉快。劇中の水原カルビ味チキンを食べてみたい。クライマックスの大捕物はなかなかのアクション。ダサくて安い劇伴も狙いにハマってる。敵味方共に古臭いキャラ造形が、一周回って面白い。顔しか取り柄がない、変な髪型のマ刑事がMVP。秘めた料理の才を見せ佐藤二朗を思わせるような芝居。笑える濃厚キスシーンって初めて見た。確かにいろんな点でエクストリーム・ジョブ。看板に偽りなし。
