虎舞羅ーコブラー

エクストリーム・ジョブの虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)
4.2
「実績ゼロの中、日夜事件解決の為にひた走るとある麻薬捜査班。落ちこぼれとも言われる彼らの次の任務は、チキン屋を営む潜入捜査⁉抱腹絶倒、痛快なアクション・コメディ!」

ちょくちょく皆さんのレビューで見かけていたこの作品。超絶面白いとの事でウキウキしながら鑑賞。その評価も納得の痛快エンターテイメントに仕上がっていましたね。

オープニングで表れる、コ班長率いる麻薬捜査班の登場の仕方からもう面白いです。「落ちる落ちる!」「足が届かないぃ!」何を見せられてるんだと思いつつもしっかり笑えます。そして市街地での追跡劇からの、車を奪おうとした犯人がその車の運転手であるオバちゃんに猛反撃される一部始終を目撃することに。この時点でもはやコント。いや、全編コントの様な作品ですかね。でも安っぽくならずに笑いを取りに来る姿勢は中々見ものです。
そして始まるチキン屋潜入捜査。坊主頭のいつもいじられキャラだった捜査官が意外な才能を発揮し店は大繁盛。毎日たくさんのお客様が訪れるため、麻薬組織摘発という目的から段々と離れていきます。普通このあたりは失速しそうな展開でしたが、シリアスな場面と笑いのメリハリが効いているためあまりダレることなく楽しめます。そして何よりも、フライドチキンがすっごく美味しそう。観てるとお腹が空いてくるような、飯テロ映画の一面も持ち合わせている事が発覚。ケンチキのフライドチキン食べたい‼
そして終盤の戦いでは、いつもナメられていたメンバーの意外な過去と活躍をこれでもかと詰め込んでいます。ここにくるまでの行動で捜査班のメンバーをいかに“アホみたい”に映し出すかというのが肝であり、その演出が非常に上手かったですね。逆転劇の要素を持ち合わせており、モヤモヤを一瞬にして笑いで消し飛ばしてくれるラストになってましたね。
色々書きましたが、とにかく本作は笑えます。むしろ笑い疲れるくらいです。ストレスを発散したい時にも、その背中を後押ししてくれるかもしれませんね。👍

まだ観ていない方は是非!オススメです!