銀行強盗をした父親のせいでバラバラになった兄弟が、葬式の場で久しぶりに顔を合わせ、遺産相続の相談を始めるが、そこで徐々に父親がなぜ銀行強盗をしたのかが明らかになっていく。
といっても、序盤はなんだこの兄弟というような最低な感じで話が進んでいく。短気で金に貪欲な草なぎ演じる主人公が本当に最低で最低で。でも、最後まで観るとそんな彼が憎めなく、愛おしいくらいになってしまう。
ラストはそんなはずないだろうみたいな連続だが、そんなことはもうどうでもよくて、彼らがまたもう一度また兄弟としても家族としても絆を取り戻していくのがこの映画に相応しいラストだなと感じた。
2021.5.14.34本目