最低がどこかわかんない
10年ぶりに4兄弟が実家に揃う。それは2千万円の銀行強盗を行い行方不明となった両親の仮想葬儀と財産分与の為だったが…
いくつもの何気ないフレーズが物語のキーになって舞い踊る。
登場人物のキャラクターは皆しっかりしていて、配役も最適、快適。
クズすぎる長男のコミカルさを筆頭に、ブラックユーモアも相俟った一家再生群像劇。笑ってときどき泣けました。
監督のオリジナル脚本で構想12年。えっ?!っとなるシーンもあるけれどご愛敬です。公開延期も乗り越えて無事に日の目を浴びる機会が訪れてよかった。
安心してください、新井浩文いい味出してます。