ロアー

ボーダー 二つの世界のロアーのレビュー・感想・評価

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)
4.2
みなさんに遅れること数か月、ずっと観たかった今作がようやくわが県にも上陸したので観てきました✨

観終った後の質量。濃い映画を観たというぐったりした満足感。今まで観たことがないような世界観にどっぷり浸る110分だった。

主人公ティーナの働く国境である”ボーダー”
性別の線引きを問う”ボーダー”
人間であることの”ボーダー”
そして人間として踏み越えてはならない”ボーダー”

タイトルにもたくさんの意味が含まれている気がした。読み解けていない部分もあるし、もっと知りたいという欲が刺激された作品だったので原作も読んでみたい✨

それから、ティーナの指先だけを映したシーンを観ていて、あぁ、こういう映画が観たかったんだよな~って実感した。
指先からも感情が伝わってくるような映画。
爪の間に土が入り込んだ指先を観ながら、こういった表現の映画に餓えてたのを実感した映画でもありました😊
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