このレビューはネタバレを含みます
観る人の思想や立場、生活によって大きく感想が変わりそうな映画だった。
力強い自然と対象的に弱々しい赤ん坊、獣じみたと言うより獣そのもののような荒々しさがあるのに、非常に繊細。
孤独感から、誰かに…
国境、性差、美醜における価値観まで、あらゆるボーダーに隔てられる“普通”の社会から疎外され、虐げられし者たちの孤独や哀しみ、そして怒りのメタファーを異形なる存在の強烈なヴィジュアルに見せつける。カン…
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人間嫌いのヴォーレこそ利己的で人間的で、人間として暮らしてきたレーヴァはあまりにも人間離れしてピュア。
「残酷になることに意味を見出せない」
悪いことだから、ですらなく、
残酷になる理由がそもそ…
©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018