谷ナオミのＳＭものとしてはごく後期の作品かと思いますが、細かい設定部分は除いても（特にやってるコト自体は）全体的にかなりオーソドックスな感じかと（重ねて、時期を考えれば尚更に）。ただ、もはやその面の質感は正に「熟練」とゆーか、実に円熟味のある諸々のエロティックな演技は本当に安心して観れる…というクオリティで、ポルノ的に「使える」かという意味では全くナニも悪いトコロの無い作品だとは思いますね。とは言えコレも重ねて、描写自体はソコまでユニークでもハイレベルでもないか、とは思うのですけど、とにかくまぁ「使える」作品かと。
でも中で一点、漏斗での水責めのシーンで谷ナオミの腹が膨れてゆくかの様な描写は、ボディダブルではあるもののモノホンらしい…とも聞きました。地味ですが、そーいう眼で観るとココはも～少し楽しめたかもな…とは思いましたかね。他、責め役三人組の紅一点、田島はるかのボソっとした愛想の無さ・それでいてのＳとＭを兼ね備えるかの様な高度な性癖、てのにも、多少物珍しさを感じつつ観るコトが出来た…かも知れません。
