映画という媒体がまだ現在のTVと同じ扱いだった時代の作品というのを強烈に感じさせる作品。サイレント映画だけれども30分強ある。アニメーション作品の部類だけれども、今見ればムービーメーカーのような切り貼りしただけで、ほぼ面白みがない。「なまくら刀」の幸内純一氏によるものだったが、全く何も良いところがなかった。そして、結果見ればプロパガンダ、政治思想に関する作品なので、何とも言い難いところがある。
映画という媒体がまだ唯一の映像メディアとして使われていた時代の作品という観点で見れば、興味深い作品だったことは確か。