「パパは奮闘中!」という邦題のニュアンスからコメディタッチなおフランスヒューマンドラマかな？なんて比較的ライトな心持ちで鑑賞してみたら、思いのほかシリアスで、ある意味現実に即した感じのある作品だった。
ジャケにある「クレイマー、クレイマー」持ち出すのは詐欺。
全くもって別モンだし、意味がわからん💦アメリカとフランスじゃ、そもそもお国もまるきり違うのにこのキャッチコピー持ち出した方のずさんなお仕事ぶりに辟易。
作中、パパが全く奮闘してなかったとは言わないが、いままで散々奥さんに家庭のことを任せきりで子ども達ときちんと向き合ってこなかったのがモロに丸出しだし、奥さんが家出ちゃってからも実母や妹に子どものことは頼りきり、しかも不必要に同僚と寝ちゃうわで結構後半までこのパパの情けなさと、まさに「身から出たサビ」感がハンパなくて、同情できない展開が続いたが、終盤の子供たちをぎゅっと抱きしめた時の彼の笑顔だったり、ラストシーンは希望が持てるさわやかなエンディングで安心した。
とにかく子どもたちの為に、家族がまたもとのようにつながることを願ってやまない🍀
