Ryan

The King and I 王様と私のRyanのレビュー・感想・評価

The King and I 王様と私(2018年製作の映画)
3.6
シャル・ウィ・ダンス?



ストーリー
1860年代のシャム(現在のタイ)を舞台にした、王とイギリス人女性の愛の物語。


主演 渡辺謙
   ケリー・オハラ

第69回トニー賞で4部門受賞に輝いた傑作ミュージカル。
渡辺謙って凄い。
佇まいやオーラがハリウッドスター。
圧倒的存在感で見るものを魅了するとはこの事。素晴らしかった。

原作を知らないためこのシリーズ初鑑賞だが、ストーリーにはあまり惹かれなかった。
この劇の中のアジア人ってのは白人にとっての"犬"の様なものであってその表現が"野蛮人"
そんな野蛮人に芸を教えるわけだが、内容の割に軽い。着地点が愛の物語と決まっているだけでそれ以外が感じられない。
明確な悪が存在せず、その隙間で葛藤する姿を見せてはいるがただそれだけ。

思った以上にミュージカルでとても楽しい。
ステージを大きく使って大胆なアプローチはなかなか見られない。
ケリーオハラの歌唱力と運動量が凄まじくこれが主演女優賞かと納得。
それに負けず劣らない渡辺謙も素晴らしい。
驚きは大沢たかおの登場。ちゃんと英語。猛練習したんだろうな。最近とても良い演技するな。

期待値は越えられなかったが、トニー賞を獲ったり日本でも話題になっていた今作の鑑賞は新しい可能性を広げるかも?
時間があれば是非。
Ryan

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