このレビューはネタバレを含みます
やっぱり凛が好きだな。
桜は凛が楽してきたと思って恨んでたけど、凛は凛で大変なことをたくさん乗り越えてきてベクトルは違えど決して恵まれてたわけじゃないんだよね。
それでも桜の幸せを一番に願っていたし、桜のことをすごく気にかけてた。
桜に同情しないのも、彼女なりのやさしさだったり桜のことを尊重していたりしていて、そういう押し付けがましくない優しさが好きなんだけど、映画しか見てない人には伝わらない感じだから悪く言われがちでちょっと悲しかった。。
元々文章だったものを映像として掘り下げるのは難しいんだろうけど。
あと、トランプのシーンは要らなかったかな。
凛が恵まれてて桜が不憫だって強調してるのがやっぱり桜にヘイト向かないようにすごく意識してるなと。
シリーズ通して戦闘シーンとエッチなシーンはやたら気合い入ってたからやっぱりオタク向けの域を出ないなあって感じ。
商業作としては、内輪ウケ狙った方が跳ねるから正解なんだろうね。
Fateは文学じゃなかったんだな、と。
ヘブンズフィールこそ至高！みたいな意見を見ると、セイバーが救われなかった唯一のルートなのでやっぱりちょっと個人的には受け入れ難いかなって思う。
士郎もそれで幸せになれたかと思うとどうだか分からないと思ってしまうのは私だけかな。
ヒーローになりたい呪縛から逃れられることがイコール幸せになるとは思えない。
