Hikari

“隠れビッチ”やってました。のHikariのレビュー・感想・評価

3.7
私の友達に主人公のひろみと似たような人がいて、
その子の恋愛話を聞いても、なんで好きでもない男の人とデートをするのか、モテたいのかいつも理解できなかった。
でもこの映画を観て、もしかしたらあの子も人より承認欲求が強くて愛を求めてるだけなのかもしれないって考えられるようになった。

作中、ひろみがDVの父親に昔されたような暴言を彼氏にも吐いてしまうことが何度かあって、

私も昔付き合っていた彼氏に酷い束縛と暴言を吐かれていたことがあり、次に付き合った彼氏と喧嘩した時に同じようなことをしかけたことがある。結局しなかったが、、、

ある記事か何かで、人間は怒る時に今まで経験してきた1番嫌なことを相手にしてしまうらしく、その人の経験値によって怒り方が変わるというものがあった。

ひろみが、カッとなった時に思わず暴言を吐いたり胸ぐらを掴んでしまうのは父親の記憶が鮮明に残っているからで、
私もその気持ちが痛いほど理解できた。

主人公を友達にも自分にも重ねることができて感情移入がしやすかったし、
特に最後の"弱い自分に気づくこと、それこそが人生で最も価値があることだ"がすごく響いた
Hikari

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