HosoYankovic

“隠れビッチ”やってました。のHosoYankovicのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

恋愛コメディかと思いきや主人公の愛着障害をベースとした境界性パーソナリティ障害に苦悩するストーリーであったのは意外だった。虐待からの母子家庭で父性愛を知らない為に異性との関係性を築けない、最初から恥ずかしい面をさらけ出し異性との距離を詰めて受け入れてもらえたことを愛と履き違えたり、二極性思考で理不尽に激怒したりと典型的なボダあるあるエピソードが続くのでボダ被害にあった人は軽いPTSDになりそうな位リアルなのは作者自身の体験に基づくからなのであろう。本人にボダの自覚があるのかは分からないが彼氏の対応が彼女を救うかの様に見えてボダの承認欲求は底なしで安定してからが恐ろしい。自己肯定感が低くく、自尊心を上手く育めず、愛を知らない人間は愛し方も分からない。変なホラーよりもボダの恐ろしさは底なし沼のこどし。エンドクレジット後はその暗示だろう。主演の芝居に関してはノーコメント。古いけど奥山佳恵に似てる気がした。