見終わってみると、たまたま要素の一つとしてラブドールがあっただけで、ときにすれ違う、純愛のストーリー。
もし自分だったら、こんな夫婦関係と仕事の両立(作品を量販するところまで)は出来るのかなあ…と考え込んでしまった。
作中、人間関係についてめちゃくちゃ努力するわけではないけど、そもそも現実の人生でも努力してもどうにかなるものでもないし、この作品のケースではとくに。
死別でないにせよ、好きあっていても遠くないうちに別れることが分かっているような関係の恋人がいる人が見たら、なにか余計に感じる部分があるだろうなあ。
ラブドール制作中の、立体成型方法とか、骨組み使ってることとか、メイク技術が必要なところとか…知らないことが多く面白かったです。
never young beachの「やさしいままで」と、ラストのセリフが、映画の余韻にそっと寄り添う感じがとてもよかった。
歌詞にある「なんだか幸せだったなあ…」という部分に救いを感じます。
ラストのセリフはご自身で。
京成立石駅近くに馴染みの店があり、たまに行くことがあるので、それも加点要素になったかもしれません。