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イン・ザ・ハイツの39のレビュー・感想・評価

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)
4.0
リン=マニュエル・ミランダの「ハミルトン」をディズニープラスで見たけど、怒涛のセリフとラップにいよいよミュージカルはここまできたか…!と衝撃を受けた。もともとこの人の作品はそれが当たり前なのね。本作は難しいセリフではないものの、代表的な他のミュージカルを”聞かせるミュージカル”だとすると、”感じさせるミュージカル”だったかなと。

舞台版を見たことがないので、どこまでが映画の演出なのかが分からないのだけど、映像ならではの表現が生かされた映画版だったのではないかなぁと思う。

メインキャストはみんな若いから、早口のラップセリフもダンスも楽々こなしている印象があったけど、アブエラ役のおばあちゃんのソロ曲もなかなかのスタミナを使いそうな曲だった。息継ぎ大変そうだし、舞台ではもう少し若い女優さんがやってたのかな~なんて思ってたらご本人がそのまま映画出演でした。びっくり!映像はカット割るからいいけど、舞台であれ1曲まるまるとおして歌うのすごい体力だと思う。舞台女優恐るべし。

映画でも十分楽しめたけど、ニューヨークの劇場で見る舞台の感動はさぞかしすごいものだろうなと想像が楽しい作品だった。

そしてやっぱり音楽を楽しむなら、ヒュートラ渋谷のオデッサ上映が良い!!!
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