ざまんごー

イン・ザ・ハイツのざまんごーのネタバレレビュー・内容・結末

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

いやーもう!!

めっちゃ良かった。想像以上。

私はあまり同じ作品を何度も観るってしないんだけど、これは定期的に見て、元気を貰いたい映画。

移民問題やシリアスな問題も織り込んでるけど、それだけでは無いラップやレゲトン、ラテンカルチャーが持つパワーに圧倒される。

昔NYに1ヶ月くらい滞在して歩いたブルックリンのヒスパニック系の店の街並みとか、NYのあの独特な雰囲気がめっちゃ思い出される。本当に通りが違うだけで全く違う世界になる不思議な街。

登場人物皆それぞれ楽では無い暮らしの中で、自分の夢や本当に自分の周りの身近な人の為に日々一生懸命生きてる。

「祖国に帰りたい」っていう目標に向かっていても、結局はそれは誇大化した幻想で、本当の故郷はもうそこにあるのかもしれないな。

停電の日のある事件も、凄く考えさせられた。あんなに周りの人達に慕われながら逝くことが出来るのかな。側から見たら派手な所のない辛抱の人生だったのかもしれないけど、あれだけ周りの人を幸せに出来た事って実はとてもすごい事なんじゃ無いかって思う。特に今他人との距離が遠く、共同体で育っていないこの身にとっては。

ニーナへのコミュニティの過度な期待も、日本の田舎とかにもありそう話だなあ、と思ったり。

ヴァネッサが綺麗すぎて目が釘付けになる。ニーナも美しすぎて見惚れてしまう。
ウスナビもめっちゃいい奴。旗を掲げる所の歌で、みんなを鼓舞する時、一瞬めっちゃかっこいい。

ストーリー性、社会問題、音楽性、雰囲気全て満たしてる私にとって完璧な作品なのでついに5.0付けちゃる!!
ざまんごー

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