「夢を叶えるために」
リン＝マニュエル・ミランダによるブロードウェイミュージカルを映画化。ミュージカル映画ってだけの情報で、舞台のコトは全く知らないってか原作が舞台だってコトすら知らなかったんだがいやまあ見るからに舞台っぽい映画でしたね。
まあこういうミュージカルって曲が気に入るか気に入らないかが最大の論点なんだが、最高とまでは言わないが普通にノリ良くて良かった。宝くじの当選番号をミュージカルで謳いあげるのはなんか凄いツボにハマってしまったわ。
話としては移民問題を取り上げられていて、いつか故郷に帰る、寂れていく街を出て行って一旗上げるみたいな夢を追う人々の群像劇っぽい話で、なかなかに面白かった。中盤ショッキングなサプライズもありで良かったよ。
ただ、やっぱりミュージカル映画としては正直長い。停電がクライマックスとばかり思ってたのにそっからまだまだ続く。ミュージカルで2時間半は見てて疲れるよな～。停電以降の話はあまりノれなかったし。ウスナビとヴァネッサの恋愛模様も2人とも言葉足らずで見ててイライラした。
と、長さがネックになるけど、ミュージカル映画は基本嫌いじゃないから、まあ楽しめた。
----------ここからネタバレ----------
冒頭の語りであのオチは正直ズルいぞ。背景が完全にダマそうとしてるだろ。それぞれの別れがありつつも未来に希望を、ってなオチだと思ったのに。
アブエラが死ぬとは思わなかったので驚いた。陽なミュージカル映画としてはここだけ唐突に暗くなるからギャップにちょっとついていけなかったよ。まあ後々繋がるイベントなんで仕方ないとはいえさあ。
