ラテンが熱い!
ドミニカ・ハイチ・メキシコ・キューバの血が唸る。
ラテンの人達だけを描いた映画。
NYの片隅の移民の街「ワシントン・ハイツ」
ここに暮らす若者たちの、夢を追い求める姿を描くミュージカル映画。
祖国に帰りたい青年、スキルアップして上を目指したい青年、大学を退学してしまった秀才、デザイナーを目指す女性。
ワシントンハイツでの夢、外の世界への夢、故郷への夢、夢は人それぞれ。
音楽も歌も素晴らしい。そして躍動感溢れるダンスに釘付けになる。
それでも一番印象的だったのは「忍耐と信仰」を信念とする、みんなのお母さんアブレラが歌うシーン。
子供の頃から働き詰めで、夢は何も叶わなかった…と人生を振り返りながら、深い眠りにつく姿に涙。
貧しくとも、ほんの少しの尊厳があればいい。
ジェントリフィケ―ションによって、変わろうしとている街。
歴史を残すために作られたような映画なのかな。
熱い思いを感じる。
ストーリーやキャラの掘り下げは、ミュージカル映画だから仕方ないのかなと諦める。
主人公の名はウスナビ。
変わった名前だなぁと思っていたら…ドミニカから移民として、アメリカに初めてやって来た父が見た、船に書かれていた文字…
“US NAVY” からとった名前だってwwww
確かにアメリカらしい名前だね。