音楽の映画…と勘違いして借りた作品（笑）
ミュージカルの映画版だったのですね。
ラテンの血が騒ぐ（ラテンの血は流れてないけれど）音楽にラップ。
ラップがあるから飽きられずに見られた感が強い。
ストーリーとしては本当にミュージカル然とした起承転結なので、分かりやすいし、それぞれの立場もとっても分かりやすい。
なので、雰囲気がお好きならば長く感じない楽しいエンターテインメントだと思いました。
ワシントンハイツという地域、全く知らなかったです。ブロンクスに移るというだけで出世というか、ブロンクスでも移民の町でそこまで治安が良くない地域というイメージがあったので、更に奥なのかーと考えると、差別的要素が色々出てきて、若者達の行く先を阻んでくるのも理解できました。
そういった背景をよく知らずに見ると、ただちょっとモラトリアム？な感じに写ってしまうのがマイナス要素かなーなんて。
社会的背景が大きい作品なのに、そこを知らずに（私も含めて）さらっと見てしまうのはもったいかもなーなんても思いました。
格差のある地域よりも更に格差や差別が日常を脅かしているからこその、コミュニティの繋がりが強いというか…
でもみんなあくが強いのに愛情深くて素敵なストーリーでありました。
