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ドミノ 復讐の咆哮のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ドミノ 復讐の咆哮(2019年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

2022/10/30鑑賞。32点。
刑事、テロリスト、工作員の3人の視点でストーリーが進むのだが、画面の切り替えと場所の移動が激しすぎて見づらい。テロリストを時間軸の中心に置いた場合、工作員は先回りしており、刑事は後から追っている構図のため余計分かりづらい。
ブライアン・デ・パルマって自分が好きなようにしかやりたくない人なんだろうな・・なんか尖ってる頃のデニス・ホッパーと似た性格な気がする。
それにしても最近のガイ・ピアースの仕事の選び方は謎すぎる。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
デンマーク警察の刑事であるクリスチャン(演. ニコライ・コスター=ワルドー)とランスは手配中の殺人犯・タルジを見つけて追跡する。ランスは喉を掻っ切られて重体、タルジと一緒に転落したクリスチャンは気絶する。僅かな意識の中でクリスチャンが最後に見たのは、タルジが何者かに連れ去られる様子だった。

タルジを連れ去ったのは、CIAの諜報員・ジョー(演. ガイ・ピアース)だった。
タルジはかつてリビア政府の工作員として働いていたことがあり、彼の父親はテロ組織【ISIS】に処刑された。タルジは、ISISの指導者・アルディーンと過去に接触した経験があるため、ジョーはタルジに対して「アルディーンを拉致して我々に引き渡せば、CIAが誘拐した君の家族を解放する」と取引を持ちかける。

タルジはCIAの手先になることに同意。
自分が殺したテロ支援者・ファルークの甥を見つけ出すと、アルディーンの居場所を吐かせようとするが、甥はベランダから飛び降りて自殺する。アルディーンを見つける手がかりを失ってしまった。

その頃、スペインのアルメリアに潜伏するアルディーンは、信徒のファテマにオランダ国際映画祭で銃乱射と自爆テロを指示し、実行させる。

ジョーとタルジは、アルディーンの逃亡先になり得るモロッコのミルレに先回りするため現地へ飛ぶ。ミルレでアルディーンの手先を拷問するタルジだったが、彼から情報を引き出すことができなかったため、アルディーンがテロを起こす可能性のあるスペインのアルメリアに向かう。

一方デンマーク警察は、タルジに拷問・殺害されたファルークという男が、ISISの支援者だったと情報を掴む。そして、タルジの目的はISISの大物たちを暗殺することだとも。タルジは証拠偽装のプロなので追うのが難しいが、アルディーンを追えばその場所に必ずタルジは現れる。
そんな中、ファルークの甥が自殺死体で見つかったことやアルディーン名義のレンタカーがブリュッセルにあると情報を掴んだクリスチャンだが、停職処分を受けてしまう。クリスチャンは、ランスと不倫関係にあった刑事・アレックスの協力を受け、一緒に捜査をすることに。

クリスチャンとアレックスは、アルディーンがアルメリアに移動したと突き止める。どうやらアルディーンは、モロッコ、リビア、スペインの3カ所を小型船で行き来しながら、武器や金を移動させているらしい。

アルディーンを追う過程で、彼が闘牛場を狙った爆弾テロを計画していると判明し、クリスチャンとアレックスは阻止しようとする。
ドローンを使った爆弾テロを阻止したクリスチャンとアレックスは、アルディーンを逮捕。

デンマーク警察とCIAの間で取引成立し、アルディーンの身柄とタルジの身柄を交換するためクリスチャンとアレックス、ジョーが揃う。
だがアルディーンは、逮捕時にクリスチャンに撃たれた傷が悪化して死亡。取引は無効となるが、アレックスがタルジを射殺する。

アレックスはランスの子を孕っており、ランスが妻と別れた後に再婚する予定だった。
アレックスが恋人の敵を撃ったことにより、CIAは駒として今後も利用できるはずだったタルジを失う。ジョーは復讐心に対して一応の理解を示し、その場を去るのだった。
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