トンベリ

小さい魔女とワルプルギスの夜のトンベリのレビュー・感想・評価

3.6
この国では、成長途中の女性のことを「少女」って呼ぶんだろ?
だったら・・・年老いた女性のことは「老婆」と呼ぶべきだよね


森でひっそりと暮らす小さい魔女は、大きい魔女だけが参加できるワルプルギスの夜のお祭りで踊ることを夢見ていた。
ある日、テストに合格したらお祭りに参加しても良いと言われ、魔法の特訓に励む。


原作は『小さい魔女』という児童文学らしいので、まぁまぁ優しい世界です。
シンプルで分かり易いストーリー展開で観易い分、深みみたいのはないけど、まぁこういう映画に深みを求めるのはマックにきてカキフライ定食頼むようなもんなのでほっときましょう。

こういうファンタジーな世界観は大好物で、相棒のカラスも偉そうに喋るが飛べない上に引きこもり。でも、小さな魔女を良い方向へと導いてくれるナイスなパートナーです。

魔法の修行で人間の手助けをするところは、心がほっこりします。人間と仲良くなりたい魔女って、いいな‥!

終盤、ジャイアニズムの親戚のような暴論が飛び出し闇に堕ちかける小さな魔女。からのちょっと変にグダグダしてるワルプルギスの夜。
もうちょっとどうにかならなかったのかな・・とは思ったんですが、全体的には好きな雰囲気の1本です。


森の中に無数の毛糸が転がってるシーンが色鮮やかでとてもお気に入り。
トンベリ

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