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15ミニッツ・ウォーのtakatoのレビュー・感想・評価

15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)
4.1
久々に膝をうつ快作!


もう始まって直後の字幕の出方、シーンの切り替えのテンポの良さ、キャラの説明くさくない描き方などの時点で、これは当たりだ!という予感に掴まれ、最後の最後まで全く気持ちがきれる瞬間がなかった。


基本的に狙撃の話なので待機の時間が長いのだが欠片も退屈しない。ミッション中でも、濃ゆくて汚い男共が軽口を叩いたりしてイチャイチャしてるのを見てるだけで彼等のことがドンドン好きになっていく。暑さのせいでマカロニウェスタンみたいに物凄く小汚なくなっていくのだが、タフな男たちだと小綺麗に撮ってるより遥かに美しい。



人質になった先生、テロリストのリーダー、外人部隊の将軍といった脇のキャラもしっかり描けてるし、なにより子供たちが可愛すぎる!。こんなに可愛い子供たちなんてそう見たことない。


待ちに待った後の終盤の展開は思ってもみなかった凄まじいものになるのは素晴らしいし、単純ではない終わり方の味わいはハリウッド作品とは違う微妙さがあるのが見事!。
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