自他共に認めるそこら辺にはいないレベルのめちゃめちゃ雑食性の音楽好きだけども、好き嫌いというのは勿論ある。
仕事の関係上嫌いでも聴くことも多かったりする。
で、邦ロック界隈はかなり聴いてる方だとは思うんだけど、the pillowsに関しては今までまるで引っかからずに来たバンドだったりする。
ぶっちゃけ、この映画にゲストミュージシャンとして出てたストレイテナー、SHISHAMO、藤田恵名、VOLA & THE ORIENTAL MACHINEなんかの方がまだよく聴いてる。
勿論、30年以上もやってるバンドなんで存在は知ってるし、耳にもしてるんだけど、自分の好みではないというのはこの作品を観ても再確認した(笑)
それでも、こうゆう形で自分達の音楽の良さをドキュメンタリーではない手法で映画としてアピールすることにとても好感が持てた。
主演の岡山天音がラーメン屋のバイトをしながらカメラマンとして燻ってる姿は、夢を追いかける若者には感情移入しやすい部分もあるかもしれない。
例えばバンド活動だけじゃ食っていけない人達もたくさんこの作品を観てるだろうから。
それとも逆にイラッとしたりするのかな?
そもそもピロウズファンのための作品なんだろうけど、全体的には極々シンプルな青春映画だったと思う。