馮美梅

ゴーストバスターズ/アフターライフの馮美梅のレビュー・感想・評価

3.9
なんか懐かしかったぁ~。
物語はシンプル。大人パートは若干だれる感じもしないでもないけれど、亡くなったた祖父の家に行く主人公一家。

そこで生活を始めるけれど、あまりの田舎に若干うんざり気味だけど、祖父の残した不思議な機械を見つけそこから徐々に明らかになっていくフィービーの祖父が何をしていた人なのかを知ることになる。

フィービーの相棒的ポジションのポッドキャストを演じるローガン・キム君なかなか良かったし、ゴーストが逃げ出して、兄のトレヴァーが車を修理して以降からのてんぽ感はすごくよかった。

フィービーの祖父でありキャリーの父・イゴンは仲間も家族も縁を切り、ひとりで周囲の人からも変な人と言われながら死んでいった。娘は父は自分よりも何かわからない研究の方が大事だったと思って生きてきた。

しかし、フィービーたちが起こしたことで改めて本当は父は世界の人たちを救うために、大切な人を巻き込んでひどい目にあわないように頑張っていたことを改めて知ることになった。

懐かしいゴーストバスターズのメンバーも登場して、最後は祖父がなし得られなかったことをみんなでやり遂げる。最初からみんなでやればよかったんじゃないかと思うけれど、それはイゴンの周囲に対する愛情ゆえの行動だったのかもしれない。

家にいた不思議な現象も死んだイゴンがゴーストとなって家族を見守っていたのかなと最後のあのシーンで思ったし、あの人やあの人も登場してなんだか嬉しかった。

あの名曲も流れ、なんだか終わったとたんになぜかジーンとしたものがこみ上げてきた、そんな感じの作品。ミニマシュマロマンたちがやりたい放題でシュールだった(笑)

作品を見る方はマジで劇場が明るくなるまで席を立ってはなりませんからね。
馮美梅

馮美梅