本日の一本。
今の子供達へ向けた80年代の映画でありながら、しっかりあの時代子供達だった大人達へのサービスも忘れない長い年月を経た続編映画としても新作映画としても屈指の出来栄え。
LEDではない電球の優しげな灯りとあの頃のスマートじゃないが最高にイカしたガジェット。そしてそこから放たれる古めかしいサウンドエフェクト。レーザー発砲音がまたノスタルジーを掻き立てる。「シン・ウルトラマン」でもそうだがオリジナルそのままの残すべきレガシー、リスペクトを感じられる作品であることがわかる。
今作の若きゴーストバスターズの邪魔はさせないようにオリジンチームはラストバトルまで邪魔させない。仮面ライダー映画っぽいが、出過ぎると同窓会としての側面が強くなりすぎるためちょっとだけ力を貸す程度でよいのだ。そんでちゃんとオイシイところはきっちりもっていくわけだし。
主人公フィービーやポッドキャストといった少し懐かしい、だけど感性は今のコドモを起用しているのも童心に帰れる。そういやあまりスマホやSwitchのような最新モデルの機械はそんな画面に出なかった。これは意図的なのかな。
基本的にはオジサン向けであることに変わりないにせよ、それでいて初めて触れる人でも作品のパワーで満足出来る納得の作品だ。今作で初めてマシュマロマンに触れる人はあれにどういうリアクションをするんだろうか。今でも通用する素晴らしいキャラクターだと思う。ややミニオンぽさはあるが。