LEO

ゴーストバスターズ/アフターライフのLEOのレビュー・感想・評価

3.2
『ゴーストバスターズ』と『ゴーストバスターズ2』の続編。
2016年のリブート作は完全無視なのが面白いw

いやぁこんなに過去作の復習をしておいて良かったと感じた作品はないね。
だって過去作を観ていない人はここスルーでしょってくらい、本作のアチコチに1・2への細かいリスペクトが散りばめられているんだもの。
更にイゴン以外の初代メンバーが揃うし、武器なんかも引き継がれて使われてるし、展開や音楽などもどことなく似せていて興奮ものだった。
シガニー・ウィーバーは相変わらず綺麗ですねぇ。
つまりこれは完全にファンサービスの作品なんです!

しかぁ〜し!
しかしである。
じゃあファンサービス以上のものがあったか?というと言葉に詰まる。
とにかく人物の掘り起こし方が浅い。
特に母親に関しては下手したら子育てに疲れた毒親にも見えるし、グルーパーソン先生は科学の先生としてフィービーを助けてもっと活躍するのかと思えば母親と早々にデキちゃうだけだし、トレヴァーが一目惚れするラッキーなんか別にいなくても良いくらい。
フィービー役のマッケナ・グレイスを除けば、新キャラで良かったのはポッドキャスト役のローガン・キムくらいかな。
出てくる敵もほぼ既出の物ばかり。

せっかくの新作なのに、既に敷かれたレールの上だけで勝負してる感が否めないのは残念。
評価が芳しくないのはその辺だろうね。

自分は楽しめた。
楽しめただけにこれを新シリーズとして続けて欲しくない。
「今後はコイツが活躍したら面白いだろうな」と思うキャラがいないから絶対ダレるのが目に見える。
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