ゲル

ゴーストバスターズ/アフターライフのゲルのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

予告を見て覚悟はしてたけど、想像していた以上に全然ゴーストバスターズの雰囲気ではない
つまらないを通り越して不愉快
設定の整合性を重視するのはいいけど、作風を軽視し過ぎ
・2以降正統続編が無い
・イゴン役のハロルド・ライミスが亡くなっている
という現実の状況から整合性をとって作ったお話なんだろうけど、まぁストーリーが面白くないし、なによりゴーストバスターズが落ちぶれて解散してたって設定しないで欲しかった
映画になる程の戦いは無かったとしても、ずっとゴーストバスターズやってると思ってたのに…

子供を主役にしたことでファミリー映画みたいになってるけど、年齢制限あるし実際品がないから子供に見せたくないし
何がしたいのかよく分からない
面白くも怖くもない駄作ホラー映画と言った感じの雰囲気
主人公はイゴンの息子or娘、もしくは成人してる孫の設定じゃダメだったのか?

ストーリーはゴーストバスターズになるまでが長過ぎる
それも面白ければいいけど、ゴーストバスターズになるという分かりきった展開をダラダラやられても尺の無駄でしかない
敵も1作目と同じだから展開がどうなるか分かりきってるし…(ゴーザの再現は凄かったね)
そして見事にキャラクターに魅力が無い
ポンコツナードの兄、
科学アレルギーで子供より男の母、
生徒にホラー映画見せたり捕獲器だと知りながら開ける先生、
勝手に録音録画してきたり勝手に他人の家のものを触るポッドキャスト、
いじめっ子気質のあるガールフレンド、
これじゃ誰にも感情移入出来ない
特に先生とポッドキャストは神経を疑う
ジョークも面白くないし品がなく不愉快
唯一主役のフィービーは悪くなかったが、浮いてるギークだし魅力的かというとそうでもない

初のゴースト退治も街破壊しまくってて、それが気になって全然爽快感が無い
知らんガキに好きな映画のアイテムを汚されてるような感じがして、またゴーストバスターズを観れた嬉しさより不快感が勝った

ウォルマートで客として入った先生が襲われたのも不自然に感じた
店員とか他の客はどうしてたの?
ミニマシュマロマンは今作最大の発明だと思うしそれを期待して観たんだけど、想定以上に出番が少なかった
文脈も無く無駄に残酷な描写は笑い所のつもりなんだろうけど、面白くないし不快
後で説明があるのかと思ってたら最後までなんだったのか分からず、登場させた意味が分からない

終盤、兄のガールフレンドもゴーストバスターズに参加してる意味が分からんかった
オリジナルキャスト3人のシーンは流石に面白かったが、一番盛り上げられたであろうサプライズ登場シーンをあそこまであっさりやったのは最早凄いよ
レイは電話のシーンがあったからまだいいけど、他2人はいきなりの登場だったわけだしさぁ…もっとためれただろ
3本交差ビームで勝てなかったのに、小娘のビームでやりあえたのが意味分からん
ハリー・ポッターじゃないんだぞ
で、死んだ祖父(イゴン)の奇跡の絆パワーで倒せましたとかしょうもなさすぎる
これで終わり!?と拍子抜けした
ゴーザなのに変身すら無しかよ

エンディングに挟まるオリジナルキャストの映像は嬉しいけど懐古って感じで少し苦しい
というかそれを本編でやってくれよ!!!

ゴーストバスターズの名前とフィービー役のマッケナ・グレイスのかわいさでなんとか観れたが、それが無かったら途中で観るのをやめてたレベル
2016年のリブート版のが遥かに面白かったです
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