旅するランナー

ゴーストバスターズ/アフターライフの旅するランナーのレビュー・感想・評価

4.2
【ハロルドからのギフト】

1984年第1作、1989年第2作に続く、久々のシリーズの第3作。
その間の2014年には、イゴン・スペングラー博士役のハロルド・ライミスが69歳で死去してしまってます。

今作では、そのスペングラー博士の孫娘フィービーが主人公です。
「gifted/ギフテッド」では7歳の天才数学少女だったマッケナ・グレイスが演じてます。
彼女が、おじいさんの遺したギフトを使って、ゴースト退治するのです。
しかも、ハロルド・ライミスっぽいクールさでピコプロトンパック捕獲光線銃をぶっ放しまくる姿が最高です。

前2作は、ご存じの通りコメディアンたちによるSFアクションコメディです。
いかにもアメリカンジョーク連発で、日本人にはイマイチ乗りこなせない感じなんですけど、今作はジュブナイル・アクション・ホラー寄りの作品です。
少年少女たちの好演と、レガシーたちの存在感で、とても良くできた映画になっています。

監督も前2作のアイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマンがやっていて、そういう意味では見事に次の世代に継承できたと言えるでしょう。
まさに、今は亡きハロルドからのギフトのように。