冒頭の"仕事"のシークエンス、暗がりからぬっと現れてターゲットの首すじに刃を当てるレオン。2日間で書かれた脚本とは思えない高い完成度を誇る構成に思わず唸る。
"仕事"の帰り道に出逢った少女マチルダ。
この少女の出現により、硬派な仕事の流儀ムービーからロマンチック(？)なラブストーリーへと切り替わる。
年の差カップルには割と理解がある(←？？)私だが、今作の2人の関係性はキワどすぎてちょっとヒヤヒヤ。
当時13歳だったナタリー・ポートマンの大人びた雰囲気が、子どものあどけなさを上回ったがゆえになんとか純愛モノとしての鑑賞を可能にしているが、今のご時世だったら炎上しそうな案件である。
(と思ったら、制作当時も余裕で燃えていた。oh…)
マチルダの好意をレオンが躱すので私的にはこの一連の表現は表現としてギリセーフだと思うが、もしレオンが「ぐふふ…もっと近う寄れぇ」タイプのおっちゃんだったら…？
…ひえぇぇ。
完全版も観ましたが、今バージョンはスッキリまとまっていて良いかと思います。
なんだかあまり褒めてないようなレビューになってしまいましたが、かなり良い作品かと。
