知日

レオンの知日のネタバレレビュー・内容・結末

レオン(1994年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

*2回目
レオンの太く深い声が殺し屋役にぴったり。クローゼットの暗闇からナイフがヌルッと出てきたシーンめちゃゾクっとした。最初のシーンで横暴で怖い印象を与えられたけど、マチルダと出会ったとき頬にあざがあるのを見てそれが父親から受けたものだと察するところとか、マチルダを自分の部屋へ招き入れた(見捨てるという選択肢もあった)ところとか、ブタの鍋つかみのところとか、ピンクのドレス買ってくるところとか、実は根は真面目で優しく純粋な主人公が垣間見えるシーンがたくさんあった。毎朝植木鉢を日光に当てて、霧吹きかけてあげるとか殺し屋とのギャップが、、笑。あの植木にはどんな思い入れがあったのかな?
愛する人が殺されてその仇を打とうと強い意思を持って行動するマチルダと自分の過去が重なって、知識や技術を教えるということも引き受けようという気持ちに変わったのかな。自分が死んででもマチルダが望んでいた仇を取るラストシーンは、レオンが心優しく真面目な殺し屋だということを改めて強く強調すると共に、マチルダのことをそれほど愛していたと分かるシーンだった。マチルダがあの植木が大地に強く根を張れるように植えてあげたシーン、レオンに対してできる唯一の行動だったんだと考えると悲しすぎる〜
知日

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