このレビューはネタバレを含みます
ナタリーポートマン本人は、不快な描写があり、好ましくない映画だとこぼしているけれど、
同じ女性から見ても、12歳の少女：マチルダがおませに、例え殺し屋のヤバい人でさえ近しい男性を愛し、アピールする様子はとても愛らしく、魅力的でした。
クールでそっけないのに、愛嬌のある姿がまた素敵で、レオンがぽけーっと人間みをどんどん出していくのがまた可愛らしくて…
完全にレオンの趣味でしょwみたいなピンクの華やかなワンピースを買ってきた時はマチルダは頑として興味ない様子だったのに、マチルダが意を決してそういうことを…という時に着ていたのはほんとに可愛らしかった。
あくまで作品の中のおませな女の子のストーリーなのに、それを現実でも行使しようとする奴らは愚かだな…
そこはナタリーポートマンの意見にも賛同するけど、精いっぱい背伸びして、でも本当に12歳とは思えない艶やかさだったのは間違いない。
冷徹な殺し屋が愛や豊かな感情を取り戻すというストーリーはなんとなく読めていたのに、最後は心打たれました。
リング•トリックで〆るのがなんとも粋で最高だった。
そのシーン、悪徳警官がずっとレオンに銃口向けてるシーンが長く描写されてて、うわーーーーーぜったい撃たれるやんこれぇえええ(泣 って見ていられなかったけど、途中でレオン視点に切り替わって、視界がスローにグラッと揺れて、白く明転？する描き方がめちゃくちゃよかった。あえて銃声を響かせず、暗転しないのがセンスがめちゃくちゃ良かった。リュック•ベッソン監督最高。
いやーレオンが根をはって、マチルダと遠く離れた街で健やかに過ごす日々を見たかったなぁ…
マチルダが最後校庭に苗を植えて、それが大きく成長する度にいろいろ噛み締めるんだろうな…。
