KABU

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーのKABUのレビュー・感想・評価

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)
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内容は重く鑑賞後明るい気持ちにはなりませんでしたが

希望のあるエンディング(といっていいのかわかりませんが)で見る側としては少し救われました

閉鎖病棟を舞台にしている点で賛否ありそう。

精神疾患だからとかではなく起こり得る事象。

だれが病人で
誰が罪人で
誰が善人だと
誰が決められるんだろうと思わされました。

どん底に突き落とすのも人間で
這い上がるのも人間
這い上がるきっかけ、環境となるのも人間。

どんな人・環境に巡り合えるのか
当人の運という面は大きいかと。

どんな環境下でも
希望を持って生き抜いていけるのも人間だけど
そのことを自覚できるか
貫いていけるか
というのは
全てのパズルが揃わないと
なかなか容易ではないと思う。




帚木蓬生さんの作品が原作と知って腑に落ちました。

今の閉鎖病棟の実状とはかなりかけ離れているかと思います。

すごく気になってるのは
看護師役に
ニッチェの江上さんでてた?
KABU

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