実在した保安官をモデルにした「ウォーキング・トール」（1973）をリメイクしたアクションドラマ。
ドウェイン・ジョンソンが主演、ジョニー・ノックスビルやニール・マクドノーらが共演、アシュレイ・スコットがヒロインを演じる。
クリス・ボーン（ドウェイン・ジョンソン）は軍を退役して故郷の田舎町に帰ってきた。
クリスが職に就こうと考えていた製材所は廃業し、それに代わって幼馴染（ニール・マクドノー）が経営するカジノが町の経済を支えていた。
クリスはカジノに招待されるが、そこでいかさま賭博を見つけて大暴れ。
カジノを壊したり従業員に怪我を負わせ、裁判になるが……
実在したテネシー州の保安官がモデルのようですが、ストーリー前半は強引すぎて納得感が無かったです。
甥っ子がドラッグで倒れると、ドラッグをやった甥が悪いのに、ブチギレて、カジノを襲撃してドラッグの売人の従業員をボコボコにしてカジノも壊してしまう。
他人に厳しく身内に甘いこんな人間が選挙で保安官に当選するの？って思ってしまう。
ドウェイン・ジョンソンのアクションが見せ場の作品なので、とにかくこじつけてアクションシーンに繋げます。
角材片手に大暴れして、まさに鬼に金棒！
そして街のメイン収入源で若者の雇用先である華やかなカジノ産業を潰して、自分が好きな地味な3K産業を復活？
現実では若い人は町を出ていって町は衰退していくんだろうって心配してしまう。
クライマックスのセリフが物語っているようにドウェイン・ジョンソンのオレ様作品でした。
「俺たちの関係は変わる ここは俺の町だ！」
2022.8 地上波・テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替：平田勝義 訳）
