りりー

サマー・チルドレンのりりーのレビュー・感想・評価

サマー・チルドレン(2017年製作の映画)
3.0
トーキョーノーザンライツフェスティバル2019

荒涼とした風景は圧巻で、北欧映画らしい繊細な撮影には目を奪われるけれど、子供が悲惨な目に遭う様は観ていてつらかった。虐げられた子供がイマジネーションに逃げ込むのは致し方ないことだけれど、映画がそれを救いとして描くのは甘えだと思う。たとえそれがリアリズムだとしてもね。大人は罰を受けるべきだし、子供は守られるべきだ。あのラストは、わたしには地獄が追いかけてきたようにしか見えなかった。
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