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1941年ソ連×フィンランドの継続戦争の話。
1939年フィンランドはソ連に侵攻され、国境地帯のカレリア地方を奪われた=冬戦争。いったんは終結するも、多大な被害を被ったフィンランドは、その後ドイツの後ろ盾を得て、冬戦争の継続ということでソ連に宣戦布告した=継続戦争。
冬戦争が今のウクライナ侵攻と似ていて、カレリア地方が、今のクリミアに相当する。
戦力の差は歴然としていたが、名も無き徴兵民(アンノウンソルジャー)もみな「奪われた土地を奪い返す」と戦場へと向かう。
戦争がいかに狂った行為であるか描写しているシーンがいくつもある。
「人間ではなく敵を撃つ」
「殺されたくないから先に殺す」というセリフ。
中でも「誰も傷つけていない子供達が犠牲になる」はいちばん悲しい言葉だった。
映画としての出来はさて置き、世界史は苦手だったのでお勉強映画になった。
今のロシアを知る上でも勉強になったし、フィンランドの立ち位置、NATO加盟に手を挙げた意味の重大さも知ることができた。