ジャン黒糖

レイ・ロマノ: この場所、いやちょっと先のジャン黒糖のレビュー・感想・評価

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かつてニューヨークでスタンダップコメディをし、いまでは俳優としても活躍しているレイ・ロマノが、23年ぶりに舞台に立った公演を収録したNetflixオリジナルコンテンツ。

『ドリスの恋愛妄想適齢期』『ビッグ・シック』のマイケル・ショウォルターが監督としてクレジットされており、後者の作品でヒロイン、エミリーの父親役を演じていた俳優でもあるレイ・ロマノが出ているスタンダップコメディ、とのことで鑑賞。

アメリカのスタンダップコメディはあまり詳しくないけれど面白かった。
こちらが収録されたとき、レイ・ロマノは還暦ちょっと。
4人の父だそうで子供たちもいまでは成人している。

そんな彼が話すネタは年齢的なこともあってか、老いに関する内容が多く、これを家族、なかでも夫婦間のエピソードに絡めて話して、日本人の自分が観ても年齢こそ違えど普遍的な内容でわかりみがあった。

スタンダップコメディは一回の公演でドリンク2杯、が決まりの劇場が多いらしく、お酒や食事をしながら楽しむことが多いんだとか。
収録されたニューヨークのコメディクラブはレイ・ロマノが20年以上前に立っていた場所だとか。

という点で夜のニューヨークを切り取った、という側面でも自分は観てなるほどと思った。


そして夜、お酒、ということもあってスタンダップコメディはやはり大人向けの娯楽なんだろうな。
下ネタが多い。笑

子育てに疲弊し、すっかり老いた夫婦が、それでも営みをするためにしていることについて話すレイ・ロマノのネタは、笑いつつも家庭を持つ自分にも思い当たる節が無くもない笑
子供を持つ女性が男性パートナーに対しとる所作や発言と、それに応える男性のちょっと情け無い感じは、アメリカも日本も同じようなもんだなぁと笑

レイ・ロマノ、『ビッグ・シック』で知ったけど好きだなこの人。
※映画ではないので一応ノー採点!
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