太陽と共に去った海

窮鼠はチーズの夢を見るの太陽と共に去った海のレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
4.0
「心底惚れるって、すべてにおいてその人だけが例外になっちゃうってことなんですね。」

「自分の形が保てなくなって壊れる」様な恋愛をしたことがないっていうのは人を好きになったことがないって分類されるんでしょうね。恭一は人に無関心なだけなのか、そもそも恋が出来ない人なのか。「恋愛なんか」なんて言うような人なんだもんね、私も恋愛なんかって思ってるけどさ。私は過去の恋愛がトラウマになって人を好きって思う前に理性が感情に蓋をして火すらたたない。惚れたいし、片想いでもいいからぼろぼろになりたいのに。見栄を張っているのかもな。
それに愛を理解してるなら相手が片足突っ込む前に拒絶するべきなのに、自分も脈アリみたいに優しくして余計に自分に惚れされる。なんのために?誰かに求められている状況に甘えてて、いけそうな女の子ばかりと付き合うのがいけ好かないよ。
一方通行の愛に苦しむ今ケ瀬がたまらなく苦しそうで愛に振り回されてる成田凌もめちゃめちゃありだなって思った。