このレビューはネタバレを含みます
漫画原作の実写映画を「行定勲の映画」にしている行定勲スゲェ〜と思いました。元々は水城せとなが生み出した登場人物たちだし、原作と同じセリフや展開もあるのだが、「行定勲の映画」になっていた……。
ちょっとミソジニーぽくなっていたような気もして、気になったかな。
絶対女体を撮るときのほうがやる気があるんだよな。
今ヶ瀬の家のインテリアがエスニックすぎて気になった。
乳首の位置あてゲームのこと。
あそこのシーンで成田凌が早口になるのも、成田凌の芝居って感じがしてよかった。ところで夏生役の女優ってゲス極のほな・いこかだったのか、わからなかった。
ラストシーン、自らの意志で今ヶ瀬を選んだ恭一は変わったのだと思ったけれど、もしかしたら今ヶ瀬を待っているだけで探しに行かないのなら、今までの受け身な生き方と変わらなかったということなのだろうか……? とどちらで解釈をすればいいのかわからなくなった。
窓を基準にロケーション選んだのかな〜と、照明を炊こうが自然光で撮ろうが、ライティングって映画で大事だもんね、そうだよね、と思った。
二人が初めてベットに降りかかる雨粒越しの青い夜の光、(照り返しが当たると思えないけれど、どこからの光なのか?)
そして海のシーンの朝日を逆光にした今ヶ瀬。