マッサージ屋2号店

窮鼠はチーズの夢を見るのマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
3.0
『劇場』行定勲監督作品。
恋愛で流される男性が後輩男性に言い寄られ関係を持つ物語。

同性愛モノは苦手なジャンルでしたが、このテの映画も多いので最近は普通に見る事が出来るようになりました(笑)

大倉忠義演じる恭一は既婚者ではあるが言い寄ってくる女性を拒否しない性格でそれにより不倫をしている。
成田凌演じる渉は恭一の大学の後輩で、現在は探偵社で勤めている。
恭一の奥さんから恭一の浮気調査をたまたま請け負うが、恭一に奥さんに報告しない代わりに関係を持つ事を要求。
渉は恭一を大学時代から片想いしていた流れ。

男同士というフィルターを通さず、2人の純粋な恋愛モノとして見ればそれなりに興味深い。
恭一は恋愛に関して常に受け身なんですよね。
実は優しいようで、実は残酷なわけで…。
今作で恭一を想う人が何人か出てくるが、結果的に誰も幸せになれてない。

大倉忠義と成田凌はなかなか激しい濡れ場を見せる熱演でした。
でも同性愛抜きにしてもちょっと同意しづらい話ではございましたねぇ。
非常に切なかったです。