爽快、痛快、豪快❗️文句なしに面白い作品‼️
事実は小説より奇なりとは正にこの事。
カーレース映画に、また新たな傑作が生まれた。
<Story>
アメリカの巨大企業フォード社はモータースポーツ部門の拡大を画策、そこで白羽の矢を立てたのがイタリアのスポーツメーカーであるフェラーリの創業者であるエンツォ・フェラーリ。金にものを言わせ交渉は妥結寸前までいったが、スクーデリア・フェラーリを手放したくないエンツォは土壇場で破談にした。
その仕打ちに激怒したフォード・モーターのCEO、ヘンリー・フォード2世は「是が非でもスクーデリア・フェラーリを打ち負かしてやる」と決意。
何度も失敗を繰り返しながら、遂にあのル・マン2連覇を達成した名車「フォードGT40」が誕生する。
社運を賭け、レースに挑む熱い男達の物語。
<Review>
ストーリーの主軸をなすのは、まさに「フォードvsフェラーリ」の企業戦争の中で、信念を持って個を貫こうとした男達の闘いと友情。
特にW主演のマット・デイモンとクリスチャン・ベイルの演技アンサンブルが見事。互いに葛藤を抱く故に、衝突し、ぶつかる事も多いが、深いところで信頼し合っている関係性がとても良い。
そして言うまでもなく、本作最大の見どころはレースシーンだが、これは本当に猛烈に素晴らしい。どれだけ期待のハードルを上げてもやすやすと超えて来る‼️
男達のドラマに、最後は沁み沁みと涙する。
素晴らしい映画だった。