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フォードvsフェラーリのfumingのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.8
さしずめアメリカ版の池井戸潤作品。
誰もが知る一大モーターメーカーのフォードの躍進と、それを支えた人々の物語。
とにかく熱い映画で、かのトップガンのようにエンジン音や車のディテールにわくわくさせられる。クライマックスであるル・マンレースのシーンは臨場感たっぷりで、映像的な観点からしても非常に秀逸な一作だと思う。クリスチャン・ベイルをはじめとした燻し銀の役者たちの演技も素晴らしい。
少し心残りなのは、もう少しライバルであるフェラーリに見せ場、ないしはヒール役の存在感をあげても良かったのでは無いだろうか。個人的にはもう少し手に汗握るデッドヒートさがあれば良かった。
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