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フォードvsフェラーリのkazu1961のレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.3
▪️Title :「フォードvsフェラーリ」
Original Title :「Ford v. Ferrari」
▪️Release Date:2020/01/10
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-016
▪️My Review
面白い作品です。逆境、逆襲、大逆転。。。友情、企業戦争、最高のレースシーン。。。アツすぎる挑戦の実話、胸を打つ人間ドラマです!!
誰が言ったか、ハリウッド版「下町ロケット」 高揚感と感動が吹き抜ける、アカデミー賞有力作ですね。逆境からの逆転劇、主人公たちの友情と絆……まるで池井戸潤作品のような熱気を帯びています。
そして何よりも、今よりあらゆる意味ではるかに危険で獰猛だった1960年代のモーターレースの迫力を追求したレース・シーンの数々も圧巻。
本作は、映画ファンが期待しているであろう全ての要素を盛り込んでいまふ。それでいながら、同作は観客の心を掴む人間ドラマを十分に展開しているため、カーレースにそれほど拘らずとも満足できる作品になっています。
物語は、1960年代半ばアメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社から途方もない仕事を請け負ったふたりの男の実話です。モータースポーツ界の頂点に君臨するイタリアのフェラーリを、ル・マン24時間耐久レースで打倒せよ。。。それはほとんど達成不可能と思える無謀なミッションでしたが、彼らは人生のすべてを捧げ、命の危険さえ顧みずに夢を追い求めました。これは不屈のプライドを貫き、絶対王者に立ち向かった男たちの奇跡のような挑戦の物語。このうえなくパワフルにしてエモーショナルな実話の映画化が、ハリウッド最高のスタッフ&キャストによって実現されています。
ハリウッドを代表する二大実力派スターの初共演が叶ったことも、本作の大きな話題です。数々の名車を世に送り出した天才カー・デザイナーとして、歴史にその名を刻むキャロル・シェルビー役に『オデッセイ』のマット・デイモン。妥協を一切許さない無鉄砲な性格ゆえに多くの災いを招きながらも、ずば抜けたドライビング・テクニックでサーキットを疾走するケン・マイルズ役に『ダークナイト』のクリスチャン・ベイル。逆境から這い上がる男たちの信頼、友情のドラマを体現したふたりの演技が素晴らしいですね。特にベールの演技は多くの称賛を集めています。
アカデミー賞受賞を後押しするに違いないと思います。作品賞、監督賞、デイモン&ベールの主演男優賞ほか、多数の部門でチャンスあり!
あっという間の2時間半、十分に楽しめました!!

▪️Overview
マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演でダブル主演を務め、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが……。シェルビーをデイモン、マイルズをベールがそれぞれ演じる。監督は「LOGAN ローガン」「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」のジェームズ・マンゴールド。(映画.com参照)
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