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フォードvsフェラーリのpsyencekouのレビュー・感想・評価

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
4.0
打倒フェラーリに立ち上がった元ドライバーチームの物語。
打倒フェラーリどころか、打倒フォードさえ感じるこの映画。
60年代をテーマにしたアメリカ映画は大抵タバコ吸いまくるイメージが強いのですが、この映画はいわゆる敵役みたいな奴しか吸っておらず、
本当にまっすぐ夢だけを追い続けてタバコよりオイル、ガソリンの匂いに魅了された男臭さというものを逆に感じました。

この映画は言ってしまえば実話が元であるので、結果はわかっています。
結果に向かってどのくらい面白いか、それが重要ですが、期待を裏切らない出来でした。

レースシーンの迫力、ハラハラ感は結果が分かっていることを考慮すればさすがと言ったところ。

マットデイモン演じるシェルビーのキャラがマイルズと化学反応を起こしているなと思いました。
さらに効果的に出てくるマイルズの息子。
夢は語り継がれる。60年代のカウンターカルチャーと共にそんな希望も感じたような気がしました。おすすめです。
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