劇場で見て、涙が止まらず終わった後もすぐパンフレット買った。
車への愛。夫婦の形。父と息子の形。素晴らしかった。憧れるよ。
そこにはそれぞれが愛するものを土台にして繋がっている絆がある。
お互いのことを深く信頼し、愛し、信じてるけど、でも心配もしている。
ー耐火性のスーツを着ているんだ
よね?でもそれでも死んじゃっ
たレーサーはいる...大丈夫な
の?
ー車から出ることができれば大丈
夫なんだよ。
レーサーは、死と隣り合わせだ。爆弾に乗って走っているようなものだ。そして、孤独なんだと思った。でも、彼らにしか味わえない高揚感と快感は間違いなくある。
ブレーキを交換したって分かったら途端に不安でいっぱいになるピーター。すごく自分を重ねてしまって、おもいだすだけで涙が出てくる。
ル・マンのラジオを追いかけるために、24h整備工場で過ごすケンの元に、お酒をもって現れる妻。ラジオを変え、この世界に2人だけ...っていう感覚で踊るの。素敵だった。
本音を話して欲しいって。家計は心配だけど、あなたが本当にしたいことは何か教えてもらえないのが悲しいって。
作り手の愛情。情熱。経験とそこからつく知識。
車の歴史。
自分の限界を知る必要がある。
そのためには、どこまでできるか挑戦をする必要がある。
車は何万もの部品が動き、はじめて正常に動く。1つでもネジが壊れると大変。だから、負荷をかけ過ぎてはダメだ。ここからはだめ、ここまではOKだと知る必要がある。それを操る主として。私、それは人間と同じだと思った。自分が毎日生きていくために、一生懸命働いている細胞1つから大事にしないといけないし、無理をしてはいけない。
ーお前にはあのマークを超えた感
覚が見えるか?
ー見える気がするよ。
ー見える奴は少ないんだ。そこに
あることさえ知らない。でも
ちゃんと存在しているんだ。