ネットゲームのアバターがチャット欄で会話しているだけの短編アニメ。
現在の拓かれたネット世界でなく。2007年のネット世界というのが今からみて混沌としてて良かった。
ネットでちょっと遊んだだけの人間が、親でも友人でも垣間見れないようなその人の一面に触れている、でもそれが核心を突くような何かなのか、どうでもいい事なのか、結局何も分からず、不気味さを残したまま、過ぎ去っていく。
現実はゲームみたいにここが大切な場所だと教えてくれる人は誰もいない。何かが起こりそうで、起こらないまま、夜が明けていく。
リアルで良かった。タイトルもいい。