てっぺい

DUNE/デューン 砂の惑星のてっぺいのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.5
【巨大な映画】
10190年の遠すぎる未来のとある星。巨大な宇宙船や巨大なアレが動き回る、想像の先を行く映像美。超豪華キャストに見える巨大な製作費や、物語の構想そのものの巨大さも、何もかもがケタ違い。

◆概要
【公開】2021/10/15
【上映時間】155分
【監督】
「ブレードランナー2049」ドゥニ・ビルヌーブ
【出演】
「君の名前で僕を呼んで」ティモシー・シャラメ
「スパイダーマン」シリーズ ゼンデイヤ
「アクアマン」ジェイソン・モモア
『007 スカイフォール』ハビエル・バルデム
『アベンジャーズ』シリーズ ジョシュ・ブローリン
『スター・ウォーズ』シリーズ オスカー・アイザック
『ミッション:インポッシブル』シリーズ レベッカ・ファーガソン
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ステラン・スカルスガルド
『レディ・バード』スティーヴン・ヘンダーソン
『アントマン』シリーズ デヴィッド・ダストマルチャン

◆ストーリー
人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦10190年、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだったが、ある陰謀に巻き込まれていく。

◆トリビア
○本作は、フランク・ハーバートのSF小説の古典を原作とした映画化作品の通算5作品目。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/DUNE/デューン_砂の惑星)
○本作は2部作の第一弾。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/DUNE/デューン_砂の惑星)
○ 映画の前半に登場する惑星カラダンのシーンはノルウェーのスタ半島で、主要な舞台となる惑星アラキスのシーンはアラブ首長国連邦のアブダビ市で撮影された。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/DUNE/デューン_砂の惑星)
○ 『ブレードランナー2049』の映画音楽も手掛けたハンス・ジマーは、クリストファー・ノーランから『TENET テネット』への参加を依頼されていたが、個人的に『デューン』を愛好していたことから『DUNE/デューン 砂の惑星』への参加を選択した。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/DUNE/デューン_砂の惑星)
○本作に登場するベネ・ゲセリットを題材にした前日譚であるスピンオフシリーズ『Dune: The Sisterhood』がHBO Maxで配信される。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/DUNE/デューン_砂の惑星)
○デューンに移住する前後で、惑星の色使いに違いがある。(https://twitter.com/dunemovie_jp/status/1448941616987717636?s=21)

◆豪華キャスト
まずは何と言っても豪華すぎるキャスト。「君の名前で僕を呼んで」のエンドロールでイケメン爆発したティモシー・シャラメ、「グレイテスト・ショーマン」の空中ブランコが鮮烈なゼンデイヤ、筋肉隆々、海で最強アクアマンのジェイソン・モモア、「007スカイフォール」で入れ歯外しが衝撃だったハビエル・バルデム、サノスかつグーニーズなジョシュ・ブローリン、宇宙とくればこの人オスカー・アイザック、今回も中々インポッシブルなミッションだったレベッカ・ファーガソン、、他の映画も連想しながら本作を見てしまうほど、主役級のキャストが勢ぞろい。


◆以下ネタバレレビュー


◆映像美
予告からの想像を超えてくる映像美。海から浮かび上がる宇宙船も、砂から顔を出す砂虫も衝撃的巨大さ。アラキスの街の俯瞰も壮大だったし、アトレイデスの軍勢といくつもの宇宙船が並ぶ映像もスケールが桁違い。砂漠に限らず、映画全体的にもほぼ“砂色”で、まるで映画を見ながら砂埃を吸った息苦しさすら感じるレベル。逆にフレーメンの青い目の色が強く印象に残った。

◆音
ジェシカやベネゲゼリットの教母、ポールが操る“ボイス”。各人が身につけていたシールドの起動音。どれも今まで聞いたことのない音で、まさに遠い未来の宇宙のどこかを連想させるような不思議な音だった。調べると、音楽担当の巨匠ハンス・ジマーは、地球上に存在している楽器からは聞こえてこないような音を作るべく、新しい楽器を製作したとの事で、なるほど納得。

◆伏線
チャニと差し違える夢を何度も見せつつ、その伏線回収をしない155分。“始まりはこれからよ”のチャニのラストのセリフにどんだけ!と思いながら、いかに原作が壮大なのかが逆に伝わってくる。逆に2部作でまとめられるのかすら心配になるほどだが、ドゥニ・ビルヌーブとワーナーとの間では2作目の正式な契約がまだ結ばれてないようで、(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/DUNE/デューン_砂の惑星)壮大な伏線非回収に終わらないかが少し心配なところ。

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